書籍

- 発売日
- 2003年09月16日
- 判 型
- 新書判
- ISBN
- 978-4-569-63137-0
なぜ私はここに「いる」のか
結婚・家族・国家の意味
著者 | 小浜逸郎著 《批評家》 |
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主な著作 | 『「弱者」とはだれか』、『「男」という不安』(PHP研究所) |
税込価格 | 770円(本体価格700円) |
内容 | 結婚、家族、国家……人間の開かれた身体・情緒は他者との絆を求めていく。そのとき「個の自由」は? 社会における「私」の存在の意味。 |
「個の自由」が大手を振るう現代社会。愛のかたちは多様化し、家族のしがらみは否定される。
それでも私たちはつながりを求める。たとえ嫉妬や憎悪が渦巻こうとも、この不安な「私」は他者との身体的・情緒的な関係なくしては保てない。だからこそ人は言葉を交わし、心を通わせることで、世界と深くかかわっていこうとするのだ。
事実婚、夫婦別姓などの動きを視野に入れながら、個人および社会にとっての結婚・家族、その延長にある国家というまとまりの意義を問い直す。存在論、言語論の可能性を探る哲学的挑戦。
[内容例]「心」とはそもそも何か/「私」意識を支えるのは他者との情緒的なつながり/隠してもつい出てしまう情緒/嫌悪と憎悪と嫉妬はなぜ生まれるのか/性愛感情とはそもそも不安である/「入籍」のもつ意義/なぜ近親相姦はタブーなのか/「個と共同」「私と公」という対立構図の甘さ/家族解体の先に待つもの/希薄になった国家意識の功罪
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