書籍

- 発売日
- 2003年10月15日
- 判 型
- 新書判
- ISBN
- 978-4-569-63188-2
現代文明論(上)
人間は進歩してきたのか
「西欧近代」再考
著者 | 佐伯啓思著 《京都大学大学院教授》 |
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主な著作 | 『「市民」とは誰か』、『アダム・スミスの誤算』(PHP研究所) |
税込価格 | 814円(本体価格740円) |
内容 | 西欧的な意味での近代は、私たちに光をもたらしたのか。国民主権、資本主義、個人主義など自明の価値体系から「進歩」の本質を問い直す。 |
「西欧近代とは何か?」。だれもが疑わなかった理想社会に齟齬が生じはじめた。その現実を前に、再認識を余儀なくされている「近代」の意味。
自由、平等、民主主義、市場経済……アメリカが掲げる輝かしい「文明」は、同時に形式的な官僚主義、空虚なニヒリズムを生み出した。信ずべき確かな価値を見失い、茫然自失する私たち。人類が獲得した果実ははたして「進歩」だったのか。
ホッブズ、ルソー、ウェーバーなど、近代を決定づけた西欧思想を問いなおし、現代文明の本質と危うさに真っ向から迫る新しい文明史観。教科書には決して書いていない近代史の流れを、行き詰まる現実を視野に洞察する。
[内容紹介](第1章)文明の捉え方(第2章)「確かなもの」の探求(第3章)「近代国家」とは何か(第4章)「人民主権」の真の意味(第5章)フランス革命とアメリカ独立革命(第6章)個人主義の起源(第7章)不安な個人の誕生(第8章)西欧進歩主義の壁
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