神さまとお話しした12通の手紙
発売日
2003年12月15日
判 型
四六判変型並製
ISBN
978-4-569-63260-5

神さまとお話しした12通の手紙

著者 エリック・エマニュエル・シュミット著
阪田由美子訳
税込価格 1,210円(本体価格1,100円)
内容 不治の病におかされている10歳のオスカルとマミー・ローズの2つの約束――フランスで大ベストセラーとなっている心温まる小さな物語。



 これは、10歳の少年・オスカルが神さまにあてて書いた手紙。

 神さまにあてて書くように言ったのは、マミーローズ。入院中の子どもを見舞って世話をする「ピンク色の白衣を来た女の人」。手紙にはオスカルの12日間が綴られている。

 ユーモラスで詩的な、微笑ましい登場人物たちに彩られた12日間……

 この小さな物語の根底には生、死、神、信仰といった普遍的なテーマが流れている。不治の病におかされているオスカルは、マミーローズに教えられて、一日を10年間として考えて日々の生活を送ることにする。そのなかでオスカルは年を重ね、生きる意味を自分で悟っていく。

 かたい愛の絆で結ばれたオスカルとマミーローズの12日間と、生きる意味に気づいたオスカルの物語は、いつまでも人々の心に残りあたため続けるだろう。