新・恐竜論
発売日
2004年02月23日
判 型
A5判上製
ISBN
978-4-569-63334-3

新・恐竜論
地球の忘れものを理解する本

著者 ヒサクニヒコ著 《漫画家、恐竜研究家》
主な著作 『世界恐竜図鑑』(新潮文庫)
税込価格 2,090円(本体価格1,900円)
内容 生物としての恐竜を科学的に探究した結果、これまでの恐竜像が大きく変わっている! 最新研究成果を盛り込んだ、胸躍る恐竜論の決定版。



 恐竜というと、誰もがティラノサウルスやディプロドクスのような恐竜のイメージを思い浮かべることができるだろう。しかし、当然のことだが、本物の恐竜の姿を見た人は一人もいない。では、なぜ人類が共通のイメージとして恐竜像を持つことができたのだろうか。

 長いこと恐竜イコール爬虫類というワンパターンの復元がまかり通っていた。しかし骨格が示す恐竜は、今の爬虫類とはまったく別ものだ。では恐竜はどんな動物か。

 本書では、僕の二十年来のアフリカでのサファリ経験もふまえつつ、生態系の一員としての恐竜像を示してみた。発掘の歴史から日本での恐竜状況まで、各種情報を満載しながら、それらを元に皆で動物としての恐竜を考えてもらうのが狙いの一つだ。その中には地球の上で生きている人類の未来も含まれる。

 300点を超える写真やイラストも楽しんでもらえたら幸せだ。多くの人に読んでもらいたいと思っている。(ヒサ クニヒコ)