書籍
- 発売日
- 2004年06月16日
- 判 型
- 新書判
- ISBN
- 978-4-569-63453-1
日本美術 傑作の見方・感じ方
著者 | 田中英道著 《東北大学大学院教授》 |
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主な著作 | 『国民の芸術』(産経新聞社) |
税込価格 | 968円(本体価格880円) |
内容 | 日本美術は世界に先駆けていた!! 世界的価値ある法隆寺や秀作『源頼朝』像はどう見ればよいか? 傑作に満ちた芸術大国日本の美の姿を探る。 |
日本美術には世界に通用する傑作が数多く存在する。それらは西洋に先駆けて、人間の深い精神性を具現していた。
『モナ・リザ』の中性的な微笑を、遥か古(いにしえ)に表現した法隆寺『百済観音像(くだらかんのんぞう)』。ルネサンス初期に活躍したドナテルロよりも前に、「高貴なる単純と静謐なる偉大さ」を興福寺『阿修羅像』で体現していた将軍・万福。『ダヴィデ像』をしのぎ、深く静かな怒りをあらわにした国中連公麻呂(くになかのむらじきみまろ)の東大寺戒壇院『四天王像』。ピカソの400年も前に、『白象図』や『松図襖』など、大胆な構図で近代的な抽象画を描いていた、京都の町絵師・俵屋宗達。セザンヌが触発され、ゴッホが模写した北斎・広重らの浮世絵……。わが国には観る者を感動させる「傑出した美」が溢れている。
本書は、世界の名作に精通する著者が、日本の知られざる芸術作品を掘り起こし、見方はもちろん、作者の魂をいかに感じるかを説く。
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