理想的日本人
発売日
2004年08月06日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-63645-0

理想的日本人
「日本文明」の礎を築いた12人

著者 渡部昇一著 《上智大学名誉教授》
主な著作 『渡部昇一の昭和史』(ワック)
税込価格 1,540円(本体価格1,400円)
内容 世界の中で真に独特なる「日本文明」のかたちを作り上げた人物とは? 文明的意義に焦点をあて、素晴しき日本人の姿を描き出す珠玉の書。



 日本人は、日本をいかなる国にしたいと望んできたのか? この独創的な日本文明を形作ったのは、いかなる人々なのか? 12人の代表的人物から、日本の歴史の本質に迫る、「渡部日本史」の傑作。

 歴史がおもしろくないのは人物がよく扱われていないからだ、歴史は人物の連鎖に他ならない、と著者は説く。どのような人物が、日本の歴史にいかなる意義を果たしたか。そしてそれによって、日本文明の独自性がいかに形作られてきたのか。そこに著者一流の歴史眼で切り込み、あざやかな歴史の「印象画」を描きあげる。まさに人物伝から文明の本質に迫る「おもしろくてためになる」決定的論考である。

 そのような「理想的日本人」として選ばれたのは、聖徳太子、紫式部、西行、源頼朝、織田信長、徳川家康、松尾芭蕉、大久保利通、伊藤博文、松下幸之助、野間清治、岸信介。それぞれの人物のどこに着目するか! 日本人として知っておきたい、まさに国民必読の一冊である。