私の愛国教育論
発売日
2005年02月15日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-64121-8

私の愛国教育論
日本国民の富と誇りを守るために

著者 和田秀樹著 《精神科医、「緑鐵受験指導ゼミナール」代表》
主な著作 大人のための勉強法』(PHP研究所)
税込価格 1,430円(本体価格1,300円)
内容 言葉だけではなく結果が伴ってこそ、真の愛国教育だ! 子供たちの学力低下問題や心の問題について鋭く論及する精神科医の評論集。 



 2004年末に立て続けに発表された国際的な学力調査において、日本の子供たちの学力が、東アジアで事実上最低レベルであることが明らかになった。この事態を受けて、日本の子供たちの学力低下問題や心の問題についてオピニオンを発してきた著者は、「愛国教育」の必要性を説く。

 ただし、著者の考える「愛国」とは、「たんに国を愛したり、国旗や国歌を大切にすることなのではなく、国のために何らかの形で役に立つという、実の伴うものでなければいけない」のだという。つまり、国力が担保されていなければ、国民がいかに愛国的であっても、たんなる“負け犬の遠吠え”になってしまうことを危惧しているのだ。

 著者が考える愛国教育の柱とは、(1)国をよくするため(=日本人である自分のため)に勉強する、(2)仮想敵=ライバルを有効利用する、(3)歴史教育と民族の誇り・アイデンティティの涵養、(4)日本語を愛する、(5)「愛国」という観点からの道徳教育、など。