書籍
- 発売日
- 2017年04月14日
- 判 型
- 新書判並製
- ISBN
- 978-4-569-83559-4
「損」を恐れるから失敗する
著者 | 和田秀樹著 《精神科医、国際医療福祉大学教授》 |
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主な著作 | 『感情的にならない話し方』(新講社) |
税込価格 | 902円(本体価格820円) |
内容 | 「損」を恐れて「不合理な選択」をしていないか。心理学者にしてノーベル経済学賞受賞者のダニエル・カーネマンの学説をベースに考察。 |
誰だって、「得」をしたいけれど同じ分だけ「損」もしたくない――。だが著者によれば、心理学の実験では、人間は「得をした」ときよりも「損をした」ときのほうが心理的インパクトは大きく、損を恐れる傾向が強いこと(「損失回避性」の法則)が明らかだという。
「損」と「得」に人間はどう反応するのか。その研究が一番進んでいるのが、「行動経済学」という分野だ。行動経済学に貢献した代表的な学者は、2002年にノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンと、同僚のエイモス・トヴェルスキー。ともに心理学者である。二人の研究した心理学の知見が経済現象を説明するのに有効だということで、ノーベル経済学賞が授与された(トヴェルスキーはすでに他界していたので、カーネマンだけの受賞となった)。
「心の問題」のプロである著者が、カーネマンらが明らかにした人間の心理特性を紹介しながら、私たちの仕事と人生に役立つ思考法を解説する。
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