日本経済破綻・今、そこにある危機
発売日
2005年11月18日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-64618-3

日本経済破綻・今、そこにある危機
超借金大国の行方を考える12の視点

著者 吉田春樹著 《経済評論家》
主な著作 『銀行と株』(東洋経済新報社)
税込価格 1,650円(本体価格1,500円)
内容 自民党が磐石になっても、日本の財政危機や将来リスクに変化はない。破綻、増税、人口減少など12の問題をプロの眼で掘り下げる。



 サブタイトルにあるように、本書では日本経済が将来破綻するという予測を12の視点から検証してゆく。その12の視点とは、1.消費税率 2.郵政民営化 3.年金崩壊 4.企業倫理の破綻 5.外国資本による買収 6.資源問題 7.インフレ 8.不動産下落 9.少子高齢化 10.東京一極集中 11.国家アイデンティティ問題 12.米国による吸収合併……である。これらは、くしくも日本経済が現在・将来において直面するリスクを網羅しており、その意味から、日本経済のリスク入門とも言いえる内容となっている。著者は、旧興銀や和光経済研究所などでも活躍した経歴を持つ経済評論家であり、その冷静な視線から浮き彫りにされた日本経済の現状や未来像は、説得力が高い。日本人として、企業人として、かつまた家庭人としても目を通しておきたい、地に足の着いた経済論である。