米国か、中国か
発売日
2007年01月05日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-65920-6

米国か、中国か
これからの世界潮流と日本の選択

著者 吉田春樹著 《経済評論家》
主な著作 日本経済破綻・今、そこにある危機』(PHP研究所)
税込価格 1,760円(本体価格1,600円)
内容 現代世界の大潮流はどうなっており、また、いかなる方向に向かうのか? 日本のとるべきスタンスは? などをわかりやすく説く。



 9・11テロ以降、世界は「ポスト・ポスト冷戦時代」に突入した。本書は、この新時代の世界潮流の変化を、地政学の視点から展望しながら、日本の行くべき道を詳しく模索したものである。「ポスト・ポスト冷戦時代」の日本の立場を分析してゆくと、詰まるところ、衰退する米国と興隆する中国との大国の間で、いかに振舞うべきかという問題に突き当たる。この問題の先達であるハンチントンやブレジンスキーは、現代日本はその答えを出したがらないのではないかと見ているが、本書では、エネルギー問題や紛争問題、新興国、東アジア問題などの多角的な視点から、はっきりと答えを出している。世界潮流の変わり目にいるわれわれが、現代をいかなる目で捉え、考えるべきかを説き明かした、必読の一冊である。