医者になろうとしている君たちへ
発売日
2006年02月20日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-64867-5

医者になろうとしている君たちへ
憧れの世界のウソとマコト

著者 和田秀樹著 《精神科医、「緑鐵受験指導ゼミナール」代表》
主な著作 医者をめざす君たちへ』(PHP研究所)
税込価格 1,320円(本体価格1,200円)
内容 君たちが憧れている世界の「現実」はこうだ! 好評既刊『医者をめざす君たちへ』『それでも医者になりたい君たちへ』に続く第3弾。



 勉強のできる医学部受験生、あるいはそのご両親は、「医者になれば大丈夫、食いはぐれはない。そこそこリッチに暮らしていける」と考えているかもしれないが、医療を取り巻く現実の環境は厳しい――と著者は指摘する。年間8,000人近くの医者が生まれるのに、病院の新設は少ない。医療費も削減する方向で政府は動いており、これまでほとんど行われなかった診療報酬の引き下げも本年度のものは史上最大の下げ幅になった。

 他方、今後はIT(情報技術)の時代からBT(バイオテクノロジー)の時代になるといわれており、医者がそれこそ「ベンチャーの旗手」になる可能性もある。超高齢社会になったり、保険制度が崩れていって自腹を切って受ける医療の割合が増えてくると、患者さんのニーズが変わることが予想され、そのニーズに応えた医者は大成功するかもしれない。

 変わりゆく医療界の問題点と可能性を語り、医学部受験生、医学部生たちにエールを送る。