大奥の美女は踊る
発売日
2006年12月15日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-65794-3

大奥の美女は踊る
徳川十五代のお家事情

著者 雲村俊慥著 《日本文芸家協会会員、江戸を歩く会会長》
主な著作 「江戸・東京」歴史人物散歩』(PHP研究所)
税込価格 836円(本体価格760円)
内容 徳川の世を支え、時に抵抗勢力ともなった大奥の実態とは? エピソードを交えつつ、将軍の政治と大奥の「表」と「裏」の関係を暴く。



 側室無用の恐妻家・秀忠。男色にふけり春日局を慌てさせた家光。美女50人をリストラした吉宗。54人の子をつくった家斉――。将軍には世継ぎ問題がつきまとい、寵愛と権力を求めて愛憎劇が繰り広げられる。その舞台こそが大奥であった。

 正室・側室を頂点とするタテ社会のなかで、3000人もの女たちが妍(けん)を競い合う。渦巻く嫉妬、めぐらされる謀りごとの数々……。

 天下を揺るがした大スキャンダル・絵島生島事件などのエピソードをひもとき、将軍と美女たちが織りなす「表」と「裏」のドラマを描く。

 [目次より]初代家康の不遇な結婚生活/側室無用将軍の意外な側面/三代家光のもつ極秘の性癖/大奥「開かずの間」の秘密/京風と江戸風の激しい戦い/将軍生母と側用人との艶聞/絵島生島事件の真相を衝く/大奥女中たちの給与明細書/美女群の解雇を決断した男/家基・家治の暗殺説に迫る/皇女和宮を大奥に迎えた日/最後の将軍の間違えた判断