書籍

- 発売日
- 2007年03月23日
- 判 型
- 四六判上製
- ISBN
- 978-4-569-65957-2
中華帝国の興亡
「歴史の罠」から抜け出せない隣国
著者 | 黄文雄著 《評論家》 |
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主な著作 | 『米中が激突する日』(PHP研究所) |
税込価格 | 1,980円(本体価格1,800円) |
内容 | 秦・漢から明・清までの大陸での「民族興亡」の史実を読み解きつつ、各帝国滅亡の共通項をたぐりよせ現在の中国の運命を明示する意欲作。 |
終始一貫して「中国」を追い続ける著者の最新書き下ろしは、「帝国」としての歴史に焦点ををあてる。なぜ日本人の「中国観」はいとも簡単に転変するのか。古代よりもっとも影響を受け、大国としてはもっとも近い所に位置しながら、なぜ確固たる中国観が形成されないのか。それは、中国の繰り返される「歴史」を理解していないからだと著者は説く。本書は、春秋戦国以前の中華世界に遡り、秦漢帝国、南北朝争乱時代、隋唐帝国時代、遼金元と宋をめぐる華夷王朝抗争時代、明清帝国まで、帝国としての歴史を眺望し、その性格を理解することを主眼に置いている。そして、現代中国つまり中華人民共和国と、過去の帝国との同質性・異質性の把握を試み、結論として、現体制崩壊の未来がいかに可能性が高いかを導きだしている。「微笑外交」に転じた隣国と、安倍日本が、これからどう対峙していくべきか。そうした点においても、本書は示唆するところ大の力作である。
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