30のエピソードですっきりわかる「幕末維新」
発売日
2007年10月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-66908-3

30のエピソードですっきりわかる「幕末維新」

著者 長尾剛著 《ノンフィクション作家》
主な著作 世界一わかりやすい「孫子の兵法」』(PHP研究所)
税込価格 628円(本体価格571円)
内容 「幕末の内戦は代理戦争?」「倒幕の黒幕は三人?」……30のポイントで幕末維新をわかりやすく解説し、その意外な実像に迫った一冊。



 ペリー来航から明治元年まで、わずか十五年。この短い間に、全国各地でさまざまな人たちが命を懸けて戦った幕末維新の動乱は、数多くのドラマを生み、それらがからみあいながら日本は新しい時代にたどりついた!

 しかし、人の立場も藩の動きも「紆余曲折」「二転三転」していて、当時の実態はものすごくわかりにくい。

 たとえば、ペリーが来た頃、徳川幕府と薩摩藩は仲が良く、また天皇は幕府を信頼していたのに、いつの間にか薩長が連携して天皇を擁し、倒幕の中軸となる。どこで何が変わって、こんな事態に至ったのか?

 本書は、30のエピソードを通して難解な幕末維新の実像を解説している。

 「倒幕を正当化する根拠を徳川一門が用意していた」「坂本龍馬は徳川家を守ろうとしていた」「徳川方は錦の御旗に対抗して日の丸の旗印を掲げたことがあった」――教科書には書かれていない話を豊富に盛り込み、幕末維新のストーリーが面白く、すっきりわかる一冊である。