書籍
- 発売日
- 2008年11月04日
- 判 型
- 文庫判
- ISBN
- 978-4-569-67119-2
関ヶ原・敗者たちの勝算と誤算
著者 | 武光誠著 《明治学院大学教授》 |
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主な著作 | 『名字と日本人』(文藝春秋) |
税込価格 | 586円(本体価格533円) |
内容 | 戦国の総決算――関ヶ原合戦。石田三成、毛利輝元、真田昌幸、直江兼続ら、敗者たちの勝算と誤算をそれぞれの視点から描いた歴史読み物。 |
慶長3年(1598)8月、絶対的な権力をふるった豊臣秀吉が没すると、豊臣政権ナンバー2の徳川家康が天下取りに動き出した!
その野望を阻むべく立ちあがった石田三成は大谷吉継、安国寺恵瓊と謀り、毛利、上杉を軸にする「反徳川連合」の結成に動く。
「百二十一万石の毛利家と、百二十万石の上杉家が力を合わせれば、二百五十六万石の徳川家相手に互角の戦いができまするな」(本文より)
それは、成算のある企てだった。しかし、慶長5年(1600)9月、「戦国時代の総決算」ともいうべき関ヶ原合戦は徳川方の勝利に終わり、「反徳川連合」はあっけなく潰えてしまった。いったい、何が、どこで狂ったのか?
本書は、徳川家康と敵対する側に立った12人――石田三成を筆頭に、立花宗茂、毛利秀元、真田昌幸、直江兼続、島左近など――を取り上げ、「理想」「野望」「義理」「保身」「打算」が渦巻くドラマを通して、敗者たちの思いと運命の変転を描いた一冊である。
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