渡部昇一の古代史入門
発売日
2013年04月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-67972-3

渡部昇一の古代史入門
頼山陽「日本楽府(がふ)」を読む

著者 渡部昇一著 《上智大学名誉教授、評論家、英語学者》
主な著作 皇室はなぜ尊いのか』(PHP研究所)
税込価格 713円(本体価格648円)
内容 日本人に脈々と受け継がれる精神の「核」とは何か? 神代の英雄から平安朝の幕引きまで、わが国のルーツがわかる古代史入門の決定版!



 日本の歴史において特筆される66の出来事を、見事な漢詩に結晶させた江戸時代の思想家・頼山陽の『日本楽府』。

 それまで断片的な歴史の書物や、『大日本史』『本朝通鑑』のような数百巻におよぶ大部の書籍以外に存在しなかった「日本通史」を、広く一般の人々にまで伝える画期的なものであった。

 内容が短く何より手に取りやすい――国史の絵巻物を見るが如き鮮やかな描写と透徹した歴史観は、日本人に誇りと自尊心を与え、明治維新の原動力ともなった。

 本書は、「古代の大英雄、日本武尊」「大化の改新」「壬申の乱」「白村江の戦い」「帰らなかった遣唐使」「和気清麻呂と道鏡」「醍醐天皇の御親政」「藤原道長の栄華」「平治の乱」など、神代から平安朝の幕引きまでを収録。

 保守論客の第一人者による丹念な解説で、戦後の歴史教育で語られなくなった“日本のルーツ”に再び光を当てる!

 『甦る日本史[1][古代・貴族社会篇]』の新版を再文庫化。