おかあさんのひがさ
発売日
1998年07月16日
判 型
A4判変型上製
ISBN
978-4-569-68111-5

おかあさんのひがさ

著者 みねかわ なおみ作
狩野富貴子
主な著作 ゆめうらない』(PHP研究所)
税込価格 1,232円(本体価格1,120円)
内容 あこは、おかあさんの日がさをさして入院中のおかあさんのところへ行きました。歩いていく道の美しい色彩が日がさに映える絵本。



 少女あこの、おかあさんを思う気持ちと、村の夏の景色が、まっしろな日がさに映える美しい絵本です。 あこは、幼稚園の夏休みに、おかあさんといっしょにいなかのおばあちゃんの家にやってきました。ところが、おかあさんのぐあいが急に悪くなり、となり町の病院に入院してしまいます。あこは、おばあちゃんといっしょに毎日バスでおかあさんのお見舞いに行っていたのですが、ある日おばあちゃんの都合がつかず、お見舞いに行けないことになりました。がっかりしたあこは、玄関先でおかあさんのまっしろな日がさを見つけ外に出ます。そして、ふとそのまま病院まで歩いていきたくなりました。 林の緑、小川の水色、ひまわりの黄色、そして赤とんぼ。病院までの道は、自然のさまざまな色に彩られていました。光の輝きと透明感、変化にとんだ色彩の美しさを画面いっぱいにもりこんだ力作絵本です。