「すばる」がさぐる宇宙のはて
発売日
1999年12月20日
判 型
A5判上製
ISBN
978-4-569-68204-4

「すばる」がさぐる宇宙のはて
ハワイにできた世界一大きな日本の望遠鏡

著者 吉田典之文
木暮健二郎絵
税込価格 1,375円(本体価格1,250円)
内容 世界最大の望遠鏡「すばる」のできるまでと、すばるの解き明かしてくれる世界を描くノンフィクション。宇宙への夢を育む一冊。



 1999年1月、国立天文台の大型望遠鏡「すばる」が、ハワイのマウナケア山頂に完成した。

 この望遠鏡は、反射鏡(主鏡)が直径8.2メートルと、一枚鏡としては世界最大なのをはじめ、先端技術の粋をあつめて作られており、世界トップクラスの集光力と分解能力(視力)を誇る。

 本書はすばるができるまでと、その最新機能、さらにはすばるが今後解き明かしてくれるであうろ宇宙のなぞについてわかりやすく解説したものである。

 すばるのとらえた星雲のカラー写真と図解イラストの数々が理解を助けてくれる。

 筆者の吉田典之氏は読売新聞科学部の記者で、このすばる望遠鏡の企画段階から取材をつづけてきており、ハワイでおこなわれた、すばる初観測(ファーストライト)の記者会見にも出席した。すばらしさをあますところなく伝えてくれる一冊である。