いちばんたいせつなもの
発売日
2003年02月12日
判 型
B6判変型上製
ISBN
978-4-569-68392-8

いちばんたいせつなもの
A Long Way“Home”

著者 ごとうやすゆき著 《作詞家、詩人》
ながおひろすけイラスト
主な著作 『ダメ犬グー11年+108日の物語』(文春ネスコ)
税込価格 1,100円(本体価格1,000円)
内容 白い犬と黒い犬はとてもなかよし。ところが白い犬がいなくなった……。生きていく上で、大切なものは何かと問いかけるイラストブック!



 白い犬と黒い犬はとてもなかよし。二匹でいるととても幸せだった。そんな日々が、いつまでもつづくと思っていた。ところが、白い犬は「さようなら」も言わずに、姿を消してしまった。取り残されてしまった黒い犬は、白い犬を捜しだすため旅にでた。そして、黒い犬はやっとの思いで白い犬をみつけたのだが、意外にも二匹は鼻を一度だけすり合わせただけで、別々の方向に去っていった。……

 「いちばんたいせつなもの」って何? 黒い犬のモノローグが、読者に多くのことを語りかけます。いちばんたいせつなのは、物が多くあること? 愛する人がいること? だれよりも強いこと?

 「恋人や友達、お金、ずっと欲しかった物……。こうした『外側のもの』によってもたらされる幸せではなく、自分自身の中に『幸せ』をみつけられたら、それは消えることがない」、作者が考え続けた幸福論が犬たちの物語に凝縮されたオシャレなイラストブックです。