おかあさんになるってどんなこと
発売日
2004年04月23日
判 型
B5判変型上製
ISBN
978-4-569-68470-3

おかあさんになるってどんなこと

著者 内田麟太郎
中村悦子絵
主な著作 『ともだちや』(偕成社)
税込価格 1,320円(本体価格1,200円)
内容 うさぎの子が考えます。おかあさんになるってどんなことだろうと。まずこどもの名前を呼ぶこと、こどもと手をつなぐこと、そして……。



 お母さん、こどもをぎゅっと抱きしめてあげて……そんな強い願いが全編からながれている心温まる絵本。

 主人公はうさぎの女の子ミミちゃん。そのミミちゃんが、きょうはぬいぐるみのお母さんになるのと友達のターくんにいいます。するとターくんは尋ね返します。「おかあさんになるってどんなこと」ミミちゃんは、春の野原の中で一生懸命考え考え答えました。「こどもの名前を呼ぶことよ」「それから、こどもと手をつなぐこと」そしてミミちゃんは、こどもが熱を出して懸命に看病するお母さんになりきって、こう答えます。「おかあさんになるってことは……、心配しておもわずぎゅっとだきしめて、おもわずなみだがでることよ」と。

 独創的な絵本を作りつづけてきた内田麟太郎氏が、はじめて書いた母の絵本。中村悦子氏の優しい絵が大人をも魅了します。