おうさまになったネズミ
発売日
2005年05月02日
判 型
B5判変型上製
ISBN
978-4-569-68545-8

おうさまになったネズミ

著者 風木一人作 《絵本作家》
せべまさゆき絵
主な著作 <風木・好評既刊>『たまごのカーラ』『ながいながいへびのはなし』(以上小峰書店)
税込価格 1,320円(本体価格1,200円)
内容 どうぶつたちのなかでいちばんつよいのはだれでしょうか? じぶんがつよいとおもっても、つぎからつぎへとつよいのがあらわれて……。



 ネコが ネズミに いいました。「きょうから おれの けらいになれ。おれのほうが つよいのだから」ネズミは ネコのつめが こわいので、しかたなく、「はい、ネコのおうさま」と いいました。

 そこへ キツネが やってきて、「ネコが おうさまだって? ふさふさの しっぽも ないくせに。そろって おれの けらいになれ。おれのほうが つよいんだから」ネコとネズミは あわてて、「はい、キツネのおうさま」と いいました。

 そこへ トラが やってきて、……自分のほうが強いんだとトラが言っているところに、かいぶつがあらわれました。かいぶつは「おい、ちびども。おまえたちのなかで いちばんつよいのは だれだ? つよいやつは おれと しょうぶしろ」といったから、さあ大変です。かいぶつと勝負したくないトラは自分よりネコがつよいと言い、ネコは……。

 一番よわいと思われていたネズミが、最後に王様になる奇想天外で面白い絵本です。