アリーの物語III
発売日
2007年09月18日
判 型
B6判変型上製
ISBN
978-4-569-68726-1

女騎士アランナの娘
アリーの物語III
動きだす運命の歯車

著者 タモラ・ピアス作 《(タモラ)児童文学者》
久慈美貴
主な著作 <好評シリーズ>「女騎士・アランナ」シリーズ』(PHP研究所)
税込価格 1,760円(本体価格1,600円)
内容 数百年のあいだ人びとが待ち望んだ希望は実現するのか。権力を守り抜こうとする王家を敵にまわし、アリーたちの反逆がはじまる。



 幼い王をいただいたコーパ諸島は、冷酷無慈悲な摂政夫婦が恐怖政治をしいていた。それに対する民衆の反発は強く、首都をはじめ、島々は不穏な気配に満ちていた。そんななか、離島に追放され、一家の主メークエン公爵を失いながら厳しい冬をのりきったバーリタン一家が、首都ラジムアトへ帰還することになった。

 冬のあいだ、アリーは忠実に一家に仕える一方で、ラカの預言にある「約束された女王」を誕生させるべく、ラカの仲間とともに反逆の準備を着々と進めていた。そして、ついに舞台は都へと移り、陰謀計画が始動した。

 抑圧と流血に彩られた不幸な政治は終わるのか。きまぐれな神がしかけた壮大なたくらみ、そして、数百年のあいだ人びとが待ち望んできた希望は実現するのか。権力を守り抜こうとする王家側と、希望を手に入れようとする反逆者たちの息詰まる攻防戦が、いまはじまる!

 女スパイのアリーが活躍するシリーズ第3弾。