おばあちゃんの絵てがみ
発売日
2009年05月11日
判 型
A4判変型上製
ISBN
978-4-569-68958-6

おばあちゃんの絵てがみ

著者 そうまこうへい作・絵 《コピーライター》
主な著作 『みんなのかお』(絵本館)
税込価格 1,320円(本体価格1,200円)
内容 ゆきちゃんは田舎のおばあちゃんから絵てがみをもらいました。ゆきちゃんも返事を書いてだすと、二人の絵てがみ交換が始まりました。



 ゆきちゃんは、ときどき田舎のおばあちゃんからてがみをもらいます。てがみといっても、普通のてがみじゃなくて、絵てがみです。最初にもらったのは、ゆきちゃんが2歳になった時でした。ゆきちゃんは、字も絵もかけなかったので、大きな丸をかいてお返事しました。それからふたりの絵てがみ交換が始まりました。

 ゆきちゃんは大きくなるにつれて、チューリップや似顔絵などの絵がかけるようになりました。ゆきちゃんが友達とけんかした時には、おばあちゃんから「仲直りしたらもっとなかよしになるよ」というメッセージつきの絵てがみが届きました。

 ある日、「おばあちゃんが病気で寝込んでいる」と、おじいちゃんから電話がありました。ゆきちゃんはすぐに絵てがみをだしました。ところが、おばあちゃんからの返事がなかなか届きません。いつもなら、すぐに返事が届くのに……。

 遠くはなれていても、「絵てがみ」が女の子とおばあちゃんの心をつなぎます。