書籍

- 発売日
- 2007年11月26日
- 判 型
- A5判並製
- ISBN
- 978-4-569-69348-4
歴史にみる「日本の色」
著者 | 中江克己著 《ノンフィクション作家、染織研究家》 |
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主な著作 | 『色の名前で読み解く日本史』(青春出版社) |
税込価格 | 1,980円(本体価格1,800円) |
内容 | 日本の色には西洋にはない独特の色合いが多数ある。それらを興味深い歴史エピソードときれいなビジュアルを織り交ぜながら紹介する。 |
色の文化――それは日本が世界に誇るべき高度な文化であった。古来より四季の移り変わりと豊かな自然に恵まれた日本には、色に対する繊細な感性が芽生えた。古代遺跡からは紫に染められた衣服の布が出土し、飛鳥時代になると、身分の上下を冠の色で区分けする冠位十二階の制が定められた。
平安はまさに日本の色文化を象徴する華々しい時代。十二単に代表されるように、女人たちはさまざまな色彩の重ね着で情趣を楽しんだ。「襲(かさね)の色目」という独特の文化も花開き、春の桜や冬の枯野を衣服で表現したりした。
戦国は武将の個性が際立った時代。鮮やかな猩猩緋の陣羽織や、鎧から茶室まですべて金づくめの秀吉はその典型。また江戸時代は庶民文化の絶頂期で、人気歌舞伎役者が舞台で着た色が一世を風靡したりした。
まさに恋愛から合戦まで、色にこだわってきた日本人の高度な色彩感覚を興味深い逸話とともに紹介していく。カラー資料ページ付き。
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