排出権取引とは何か
発売日
2008年06月18日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-70062-5

排出権取引とは何か
知っておきたい二酸化炭素市場の仕組み

著者 北村慶著 《証券アナリスト、ファイナンシャルプランナー》
主な著作 「温暖化」がカネになる』、『大人の投資入門』(PHP研究所)
税込価格 880円(本体価格800円)
内容 空からカネが降ってくる――排出権ビジネスに携わる人が言う。環境問題が金融商品となった。排出権ビジネスを中心に分かりやすく解説。



 鉄鋼、電力、メーカー、コンビニチェーン、果てはJリーグのチームまで。多くの企業・団体が先を争って購入する「排出権」とは?

 世界的に地球温暖化の危機が叫ばれ、日本国内でも二酸化炭素排出量削減が声高に呼びかけられるなか、この「排出権」が環境保護と金融と企業活動を結びつけてしまったのだ。

 「排出権」とは、簡単に言えば「二酸化炭素を排出できる権利」。企業は率先して「排出権」を購入し、自らの活動で排出される温室効果ガスを相殺(=オフセット)することで、環境保護をアピールする。京都議定書を遵守するため「排出権」を大量に購入せざるを得ない日本政府の予算を狙うヘッジファンド。「環境保護」がビジネスにとって避けて通れない今、個人の「排出権取引」への理解度が求められる。

 本書は、プロが「排出権」の種類や取引の仕組みから、排出権を取り巻く日本と世界の現状までやさしく解説。

 話題のキーワードを簡単に理解できる一冊。