書籍
- 発売日
- 2008年08月25日
- 判 型
- 四六判並製
- ISBN
- 978-4-569-70218-6
現代語訳 歎異抄
著者 | 水野聡訳 《古典翻訳家》 |
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主な著作 | 『現代語訳 風姿花伝』(PHP研究所) |
税込価格 | 1,320円(本体価格1,200円) |
内容 | 親鸞による悪人正機説や他力本願で知られる歎異抄。 しかし実際に読んだことがある人は少ないだろう。 読みやすい現代語新訳として提供する。 |
『歎異抄』は、浄土真宗を開いた親鸞の教えを、弟子の唯円がまとめたとされている。宗教書の古典としてあまりにも有名だが、「悪人正機」の説の他にも、「たとえ法然聖人に騙されており、念仏のせいで地獄に堕ちたとしても悔いはない」など、誤解を恐れぬ、激しい信仰の言葉に満ちた名文である。永らく封印されていたが、明治以後に公開されると、吉川英治、司馬遼太郎、三木清、吉本隆明、海原猛など、多くの作家や哲学者に評価された。とりわけ、西田幾太郎は第二次大戦末期、「一切の書物が消失しても、臨済録と歎異抄があれば我慢できる」と言い、ハイデガーは「もし十年前にこんな素晴らしい聖者が東洋にあったことを知ったなら、私はギリシャ語やラテン語も勉強しなかった。日本語を学び、親鸞の教えを聞いて世界中に広めることを生き甲斐にしたであろう」と言ったという。わかりやすい現代語訳、大きな活字で読みやすい原典、作品の解説で構成した。
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