[現代訳]論語
発売日
2008年09月26日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-70314-5

[現代訳]論語

著者 下村湖人訳 《作家、教育者》
主な著作 『論語物語』(講談社学術文庫)
税込価格 880円(本体価格800円)
内容 名作『次郎物語』で知られる昭和初期の大教育者・下村湖人が日本人に残してくれた名著を復活! これぞ、論語の「本物」の読み方!!



 詩人・教育者として昭和初期に活躍した下村湖人。名作『次郎物語』などで知られるこの人物がこよなく愛していたのが「論語」である。本作品はその湖人が逝去する前年に刊行された論語の現代訳であり、いまの時代にもまったく通用する名作である。「東洋を知るには儒教を知らなければならない。儒教を知るには孔子を知らなければならない。そして孔子を知るには『論語』を知らなければならない。『論語』は実に孔子を、従って儒教を、また従って東洋を知るための最も貴重な鍵の一つなのである」という湖人はしかし、こうも述べている。「今日のわれわれの時代においては、文字どおりに受けいれられるものではなく、またしいて受けいれようとしてはならない」。そして「しかし、だからといって、『論語』をただちに時代錯誤の書として早計にすててしまってはならない」と。本書が、多くの現代人の人生の道標になることを願う。