書籍

- 発売日
- 2008年09月24日
- 判 型
- 四六判上製
- ISBN
- 978-4-569-70331-2
政治経済より人間力
松下政経塾は何をするところか
著者 | 上坂冬子著 《ノンフィクション作家》 |
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主な著作 | 『戦争を知らない人のための靖国問題』(文春新書) |
税込価格 | 1,540円(本体価格1,400円) |
内容 | 今や政治家への登竜門となった松下政経塾。三十周年を迎える塾の実態と志を抱く青年達の姿を、熟達のノンフィクション作家が追いかける。 |
創設三十年で、政界に百人の人材を送った松下政経塾。選挙のたびに候補者の出身母体として告知されるが、実際はどんなところで、何を教えているのだろうか。本書は、松下政経塾の実態に迫ったノンフィクションである。著者が取材を思いついたのは、松下幸之助塾主と記念撮影をした二十五年前の写真がきっかけであった。あのとき訪れた塾は、いまどうなっているのだろうか。入塾式から教室研修、恒例のイベント、百キロ行軍の取材、さらには、女医塾生を追いかけてアメリカへ飛び立つなど、ほぼ一年間、塾生とつかず離れずの立場で行動をともにした。そこで感じたことは、政経塾は政治家養成のために綿密なカリキュラムを用意してくれる機関ではなく、志を抱いた青年たちが「人間力」を磨くために、あくまで自修自得の場を与えてくれる“道場”である、ということ。そのような塾と塾生のゆるやかな関係に、新たな可能性を感じとる。政治混迷のいま、指導者の資質を改めて問い直した好著。
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