小説の読み方
発売日
2009年03月13日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-70434-0

小説の読み方
感想が語れる着眼点

著者 平野啓一郎著 《作家》
主な著作 本の読み方 スロー・リーディングの実践』(PHP研究所)
税込価格 792円(本体価格720円)
内容 純文学、ミステリーさらにはケータイ小説を題材に、芥川賞作家が読書の醍醐味をわかりやすく解説する。好評『本の読み方』の続編。



 好評『本の読み方 スロー・リーディングの実践』の続編。本書では、現代の純文学、ミステリーさらにはケータイ小説も含めた計九作品を題材に、小説をより深く楽しく味わうコツをわかりやすく解説する。

 ポール・オースター『幽霊たち』、綿矢りさ『蹴りたい背中』、ミルチャ・エリアーデ『若さなき若さ』、高橋源一郎『日本文学盛衰史――本当はもっと怖い「半日」』、古井由吉『辻――「半日の花」』、伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』、瀬戸内寂聴『髪――「幻」』、イアン・マキューアン『アムステルダム』、美嘉『恋空』――それぞれの読解で提示される作家ならではの着眼点は、読者がブログで感想を書いたり、意見を交換するうえで役に立つものばかり。作家をめざしてる人はもちろん、一般の読書ファンにとっても示唆に富んだ新しい読書論。