書籍
- 発売日
- 2019年06月03日
- 判 型
- 文庫判
- ISBN
- 978-4-569-76899-1
本の読み方
スロー・リーディングの実践
著者 | 平野啓一郎著 《作家》 |
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主な著作 | 『ある男』(文藝春秋) |
税込価格 | 836円(本体価格760円) |
内容 | 作家が読むと、本はこんなに面白くなる!速読コンプレックスを持っていたという著者が、読書法について実践的な手法を綴った一冊。 |
本はどう読んだらいいのか? 速読は本当に効果があるのか? 闇雲に活字を追うだけの貧しい読書から、深く感じる豊かな読書へ。『マチネの終わりに』の平野啓一郎が、自身も実践している、「速読コンプレックス」から解放される、差がつく読書術を大公開。
「スロー・リーディング」でも、必要な本は十分に読めるし、少なくとも、生きていく上で使える本が増えることは確かであり、それは思考や会話に着実に反映される。決して、私に特別な能力ではない。ただ、本書で書いたようなことに気をつけながら、ゆっくり読めば、誰でも自ずとそうなるのである。(中略)読書は何よりも楽しみであり、慌てることはないのである。(「文庫版に寄せて」より)
情報が氾濫している現代社会だからこそ、著者は「スロー・リーディング」を提唱する。「量」より「質」を重視した読書経験は、5年後、10年後にも役立つ教養を授け、人生を豊かにしてくれるだろう。夏目漱石、森鴎外、フランツ・カフカ、川端康成、三島由紀夫など不朽の名作から自作の『葬送』まで――。深く理解することが可能になる、知的で実践的な読み方を紹介する。新書版を加筆・修正し再編集。
●「速読コンプレックス」からの解放
●「量」の読書から「質」の読書へ
●なぜ小説は速読できないのか
●5年後、10年後のための読書
●小説には様々なノイズがある
●書き手の視点で読んでみる
※2022年4月に価格変更しました
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