「生きづらさ」を超える哲学
発売日
2008年12月15日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-70543-9

「生きづらさ」を超える哲学

著者 岡田尊司著 《精神科医、医学博士》
主な著作 パーソナリティ障害』、『子どもの「心の病」を知る』(PHP研究所)
税込価格 814円(本体価格740円)
内容 生きづらさを抱える人が確実に増えている。苦難や理不尽な試練に打ち負かされそうになりながらも、どうにか生き抜くための哲学とは。



 生きづらさを抱える人が確実に増えている。自分が直面している事態を、どう受け留めればよいのか。どう考えて選択を行えばいいのか。自分に降りかかっているものは一体何なのか。何の意味があるのか。この苦しさをどうすれば克服し、流れを変えていくことができるのか。困難でつらい状況に押しつぶされずに、いかに生き抜くことができるのか。――本書において、生きるための哲学、つまり、さまざまな苦難や理不尽な試練、無意味さや空虚さに打ち負かされそうになりながらも、どうにか生き抜いていくために、正解はないとわかってはいても、問い続けずにはいられない人間として、どうにか意味と勇気を掬い取ろうと苦闘する試行錯誤と、その結果として、たどり着いた叡智を臨床経験を踏まえて描き出す。