皇族の「公(おおやけ)」と「私(わたくし)」
発売日
2009年03月23日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-70630-6

皇族の「公(おおやけ)」と「私(わたくし)」
思い出の人、思い出の時

著者 寬仁親王著 《(寬仁親王)三笠宮崇仁親王殿下第一男子、(工藤)ノンフィクション作家》
工藤美代子
主な著作 <工藤・主な著作>『母宮貞明天皇とその時代』(中央公論新社)
税込価格 1,650円(本体価格1,500円)
内容 マスメディアは何か誤解か勘違いをしていないか――「皇族唯一の現場監督」が語られた皇族の実態、公務、帝王学、そして皇位継承問題。



 国民の皆様にはまず「皇族といえどもプライヴァシーはある」という厳然たる事実を理解していただきたい!──「皇族のスポークスマン役」を自任し、皇族の総意を代弁してこられた「ヒゲの殿下」寬仁親王殿下が、興味本位で行なわれる皇室報道に対して率直に苦言を呈された。曰く、「マスメディアは何か、誤解か勘違いをしていないか」。

 本書は、聞き手・工藤美代子氏の問いに、殿下が「正直」にお答えになった全11章。ご自身の半生を赤裸々に語られ、天皇陛下のご公務軽減問題、皇太子ご一家のご近況、秋篠宮悠仁親王殿下の養育問題、そして皇位継承はどうあるべきかまでを、ユーモアを交えつつ、余すところなく語られた。

 談笑のなかにも、「2669年125代続いてきた素晴らしい日本の伝統」=皇室と国民の紐帯を正しく理解し、これからも護り育てていってほしいという、寬仁親王殿下の熱いメッセージが伝わってくる一冊。