近衛家 七つの謎
発売日
2009年04月22日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-70632-0

近衛家 七つの謎
誰も語らなかった昭和史

著者 工藤美代子著 《ノンフィクション作家》
主な著作 『われ巣鴨に出頭せず』(講談社)
税込価格 1,980円(本体価格1,800円)
内容 「辻政信の近衛文麿暗殺計画」「近衛文麿の自殺」「近衛文隆のシベリア抑留」……近衛家への徹底取材を通して昭和史の真実に迫る!



 近衛文麿・文隆父子を死に追いやった「昭和史の謎」とは──。

 上海、東京、モスクワ、ワシントン……、大都会の中枢に仕掛けられた国際的な謀略のわな。その網の目にからめとられた首相・近衛文麿と長男・文隆は、否応なく時代の激流に呑み込まれていく。

 【謎の一】近衛文麿はなぜ尾崎秀実やゾルゲに狙われたのか。【謎の二】日米首脳会談と「近衛爆殺計画」の謎。【謎の三】御前会議の「四方の海」が替え歌だった謎。【謎の四】天皇退位、「裕仁法皇」と決めた密議の真相。【謎の五】長男・文隆とハニートラップの謎。【謎の六】文隆からの俘虜郵便「夢顔さん」の正体は。【謎の七】抑留という名の拉致──文隆がソ連に殺された真相。

 複雑に絡み合い錯綜する「謎」が次々に解き明かされるなかで、浮かび上がる「国際的な謀略」の実像。

 昭和の日本を運命づけた重要事件に新資料を駆使して挑む、著者渾身のノンフィクション。書き下ろし、一挙650枚!