「正社員クビ!」論
発売日
2009年05月25日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-70807-2

「正社員クビ!」論
雇用ファシズムでサラリーマンがいなくなる

著者 中野雅至著 《兵庫県立大学大学院准教授》
主な著作 『公務員クビ!論』(朝日新書)
税込価格 1,320円(本体価格1,200円)
内容 今後、正社員か派遣社員かなんて関係ない! 雇用はますます流動化する! 近未来の雇用形態を描いたサラリーマンにとっては衝撃の書! 



 ポスト「派遣切り」の日本社会で、リストラの犠牲者となるのはいったい誰なのか。これまでは左うちわの生活だったが、将来、憂き目を見るのは、どのような立場にいる人なのか。苦しむ労働者から「この不景気に減給もされず、安定した待遇を受けている」とバッシングを受ける公務員や、大企業のホワイトカラー正社員など、いわゆる「特権階級」に対する嫉妬と怒りは高まる一方であり、なおかつ政府はこの問題を放置してきた。彼らの不満がピークに達したとき、日本社会に何が起きるのか。さらに「雇用の未来」を考えたとき、これからは雇われる人(サラリーマン)と自営業者の垣根が曖昧になり、「正社員」や「ホワイトカラー」という地位がますます揺らぐことが予想される、と著者はいう。市場原理主義の波とポピュリズム的民主主義に支配された日本の雇用状態は、危機的な状況にある。労働問題に通じた著者が、労働構造の歪みと崩壊の予兆を根底から論じる一冊。