実戦 孫子の兵法
発売日
2009年06月05日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-70918-5

実戦 孫子の兵法
「中国最強の極意」を現代に活かす

著者 村山孚著 《著述家、中国研究家》
主な著作 中国古典・人生に役立つ言葉100』(PHP研究所)
税込価格 1,100円(本体価格1,000円)
内容 敵を包囲する時には完全に包囲してはいけない。必ずどこかに逃げ道を与えよ。中国最古の兵法書にして、人間関係、処世哲学などを説く。



 『孫子』13篇は、紀元前六~五世紀頃にかけて成立した国最古のすぐれた兵法書であり、「孫子の兵法」は、単に戦争における戦略メカニズムを説いた指南書だけではなく、戦争という現象の底に横たわる人間をじっくり考察している。つまり、人生を勝ち抜くためのヒントであり、この教えを活用すれば仕事も人間関係も恋愛も、プラスの結果を引き出すことができるだろう。ただし『孫子』自体、その記述は極めて簡単で、そのために難解な箇所も少なくない。そこで本書では、心理学的な解説とともに、『三国志』の英雄、曹操・諸葛孔明、織田信長、「風林火山」の武田信玄、そして、皇帝ナポレオンなど古今東西の戦史の中からふさわしい実戦例を引用。「相手を追いつめすぎるな。(窮鼠猫を咬む)」「相手の強いところを避けて、隙をつく」「相手がそう動かなければならないように、自然にそこへ追い込む」。人生の戦略立案のための永久不滅の古典。