書籍
- 発売日
- 2013年06月03日
- 判 型
- 文庫判
- ISBN
- 978-4-569-76028-5
今こそ知っておきたい「災害の日本史」
白鳳地震から東日本大震災まで
著者 | 岳真也著 《作家》 |
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主な著作 | 『吉良の言い分 真説・忠臣蔵』(小学館文庫) |
税込価格 | 1,026円(本体価格933円) |
内容 | 日本は古代からしばしば大災害に見舞われ、たくましく復興してきた。歴史を追って「災害と時代変化」の相関関係を浮き彫りにする好著。 |
『日本書紀』に詳細に記述された684年の白鳳地震から、2011年の東日本大震災まで、甚大は被害をもたらした地震・噴火・津波・台風は、長くて数十年、早ければ数年刻みで日本列島を襲ってきた。しかし日本人は、どのような厳しい状況を経ても必ず立ち直り、歴史の歯車を前に回してきた。
ただしっかりと立ち直るかわりに、大きな問題点も抱え込みがちになる。「忘却」である。前回の教訓を次に生かすことなく、「人災」のようなかたちで被害を拡大してしまうのだ。すると社会や政治体制に大きな変革が起こり、歴史は大きく激動しながら展開を始めていく。
「豊臣政権にとどめを刺した直下型の巨大地震」(慶長伏見地震・1596年)など、日本史上の主な災害を「災害の状況」「時代の概況」「災害の影響とその後の社会」の3項目で時代を追って解説した本書は、まさに歴史に学び「災害と人間」を考える上での好著といえる。640頁の渾身の書き下ろし。
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