あるじは信長
発売日
2014年03月07日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-76158-9

あるじは信長

著者 岩井三四二著 《作家》
主な著作 とまどい関ヶ原』(PHP研究所)
税込価格 859円(本体価格781円)
内容 織田信長に振り回されながらも、懸命に生き抜こうとする有名無名の家臣たちを、彼らの目線で描く連作短編。「あるじシリーズ」第1弾!



 上様、そんな理不尽な――

 織田信長は、出自にかかわらず、力ある者を抜擢したことで、天下人へと駆け上がった。しかし、その裏では、成果至上主義にとまどい、翻弄された家臣たちが……。

 兄か、あるじ信長かを選ぶ破目に陥って悩む佐々内蔵助、合戦ではなく筆で身をたてようと決意する楠木長諳、信長の成功を真似て無謀な策に打って出る別喜右近など、あるじに振り回されつつも懸命に生きる男たちを、彼らの目線で描く。