原爆の落ちた日[決定版]
発売日
2015年07月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-76369-9

原爆の落ちた日[決定版]

著者 半藤一利
湯川豊著
主な著作 <半藤・主な著作>『日本のいちばん長い日』(文春文庫)
税込価格 1,320円(本体価格1,200円)
内容 原爆はなぜ落とされたのか、そしてそれが今日問いかけるものとは……。日米独それぞれの視点を交えた迫真のドキュメントの決定版。



 いま、日本人が最も読んでおくべき「史実」がここにある!

 本書は、先の大戦のアメリカ・ドイツ・日本のそれぞれの核兵器開発の動向を追いつつ、刻々と追いつめられる日本国内の状況、そして原爆が投下された「その日」までを、膨大な資料と取材によって立体的に再現したものである。著者は、こう記す。

 「この本は、しかし、“あの日”から今日までのことを語ったものではなく、その前の、正しくいえば、昭和二〇年一月一日から八月八日までのことを主題に、事実に即してまとめたものであります。私たちは原爆の悲惨だけを書こうとしたのではないのです。現代人が体験した『戦争』そのものをも書き、告発したいと考えたのです」。

 その言葉通り、本書は、「戦争」とは何かを根源的に問うたものであり、あの戦争から七〇年を経た今こそ、読まれるべき作品である。

 『日本のいちばん長い日』『聖断』『ソ連が満洲に侵攻した夏』に続く終戦四部作を、最新研究を増補して復刊。

 ※2023年11月に価格変更しました