[新訳]五輪書
発売日
2010年03月23日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-77838-9

[新訳]五輪書
自己を磨き、人生に克つためのヒント

著者 宮本武蔵著
渡辺誠編訳
主な著作 『刀と真剣勝負』『禅と武士道』(以上ベストセラーズ)
税込価格 1,100円(本体価格1,000円)
内容 兵法書として知られる同書の115項目に、平易な訳文と解説を加え、現代の仕事観や人生観を考える際にも役立つ一冊。



 生涯不敗の宮本武蔵が著した兵法書。「地」「水」「火」「風」「空」の5巻からなり、武蔵自らの修業の集大成として、書き上げたといわれている。

 その内容は、生きるために自分の弱さに克ち、他者に勝ち、組織を存続させるために勝つ方法を解くなど、「勝つため」の兵法の知恵から始まる。「勝つため」には、戦いにおいていかに先手をとるかなど、実戦で役立つ戦略や具体的な心構えも解く。そして、その合理的な考えは、現代に通じるものも多い。

 本書では、「地の巻――生きることは勝つこと」「水の巻――我に勝ち人に勝つ道」「火の巻――主導権を握るための自己・組織の戦略」「風の巻――現代に生きる危機管理の心得」「空の巻――迷いなく生き抜くこころ」とし、原文に現代語訳をつけ、さらに武蔵の考えを、仕事、人生において、現代でどう活用するか解説を加えた。

 350年以上前に書かれた、兵法の書が、現代のビジネスに活かされる。