親鸞
発売日
2011年03月09日
判 型
A4判変型上製
ISBN
978-4-569-78127-3

<絵でみる伝記>日本仏教の開祖たち
親鸞

著者 梅田紀代志作 《画家》
主な著作 『動物パノラマ大図鑑』(講談社)
税込価格 2,200円(本体価格2,000円)
内容 求道、煩悩、悟り、法難……。「すべての人が救われる道」を求め続けた聖人の波瀾の生涯を、孤高の画家が描き下ろした絵でたどる!



 避けることのできない生老病死の苦しみ。「阿弥陀如来を信じて念仏を唱えれば、だれでも極楽浄土に行ける」。そう説いた法然の教えをさらにおしすすめた親鸞は、煩悩のおもむくままに悪をなした人でも、念仏を唱えれば極楽往生を遂げられると説き、浄土真宗を開きました。自らを煩悩具足の凡夫とみなした親鸞は、すべての人が救われる道を求め続けたのです。しかしそれは、茨の道でもありました。本書は、その波瀾の生涯を、孤高の画家・梅田画伯が数年の歳月をかけて描き下ろした絵でたどります。「救世観音の夢告を受ける親鸞」「流刑地・越後の海岸に立つ親鸞」など、名場面を描いた絵の中に、激動の生涯がありありと蘇ります。

 [第1章]叡山での研学修行時代/[第2章]法然門下での念仏専修/[第3章]越後遠流時代/[第4章]常陸国稲田にて布教/[第5章]京都を終のすみかとする/[解説]絶対他力に生きた親鸞/親鸞関連年表/親鸞の足跡をたどる