道元
発売日
2011年08月10日
判 型
A4判変型上製
ISBN
978-4-569-78168-6

絵でみる伝記 日本仏教の開祖たち
道元

著者 梅田紀代志作 《画家》
主な著作 親鸞』、『空海』(PHP研究所)
税込価格 2,200円(本体価格2,000円)
内容 座禅こそ仏法の正門であり、その極意は「只管打坐」である。真実を求め、曹洞禅を日本に伝えた求道者・道元の生涯をたどります。



 修行と悟りは一つであり、等しいものである。座禅こそ仏法の正門であり、その極意は「只管打坐」(ただひたすら座禅を組むこと)である――3歳で父親を、8歳で母親を亡くし、世の無常を知った道元は、「生とは何か」「死とは何か」という仏教者の根本問題を解き明かすため、真の仏法を求めて宋(中国)へ渡ります。そして、厳しい修行の末に悟りを開き、純粋禅の流れをくむ曹洞禅を日本に伝えました。しかし道元は、いっさいの名利を捨て、権力者にも近づかず、越前国の深山幽谷の中で、数少ない弟子たちに真の教えを広めることに専念しました。求道者・道元の生涯を、描き下ろしの絵でたどります。

 [第1章]比叡山から建仁寺へ [第2章]天童山にて大悟 [第3章]山城に居を定める [第4章]深山幽谷を求めて [第5章]後事を託し、病に死す [解説]只管打坐に生涯を捧げた道元/道元関連絵年表/孤高の思想家・道元の残した言葉