空海
発売日
2011年06月01日
判 型
A4判変型上製
ISBN
978-4-569-78156-3

絵でみる伝記 日本仏教の開祖たち
空海

著者 梅田紀代志作 《画家》
主な著作 親鸞』(PHP研究所)
税込価格 2,200円(本体価格2,000円)
内容 万民を救済する大宇宙の真理を求めた、真言密教の大成者「空海」。伝説的ともいえるその生涯を、孤高の画家描き下ろしの絵でたどる。



 「虚空尽き、衆生尽き、涅槃尽きなば、我が願ひも尽きん」(果てしない宇宙、生きとし生けるもの、この世で悟りに至ることのできないもののある限り、私の願いも尽きることはないだろう)。この世の不条理を超克し、万民を救済する大宇宙の真理を求め、真言密教を大成した空海。彼は、密教の修法によって鎮護国家に貢献する一方で、故郷の讃岐国の満濃池の修築工事、日本初の私立学校「綜藝種智院」の開設、日本で最初の字書の編纂など、多分野で超人的ともいえる活躍をし、即身成仏を遂げたとされます。また、全国各地に多くの伝説を残し、現在でも信仰の対象とされています。日本史上最高の天才ともいわれる空海の生涯を、描き下ろしの絵でたどります。

 第1章:大学を中退し仏門へ/第2章:宇宙の真理を求めて唐へ/第3章:密教の秘法を日本へ/第4章:真言密教の確立/解説:大宇宙の真理を求めた空海/空海関連絵年表/空海入唐求法の旅路をたどる