書籍

- 発売日
- 2011年01月31日
- 判 型
- 四六判上製
- ISBN
- 978-4-569-79540-9
国際金融の大変化に取り残される日本
「ドルのジャンク化」に備えよ
著者 | 倉都康行著 《RPテック代表取締役》 |
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税込価格 | 1,540円(本体価格1,400円) |
内容 | 世界中の通貨が切り下げ競争に走る21世紀初頭の国際金融。基軸通貨という幻想を捨て、「カネとは何か」を真正面から考える時が来た。 |
円高になるたび企業が大ダメージを受けるという日本経済。だが円高=ドル安という「ドル凋落」トレンドは、もはや誰も止められない。各国中央銀行の為替介入、歴史的な量的緩和の政策をもってしても、アメリカの回復は一時的なものでしかない。アメリカ・リスクを考えれば、日本が決裁・準備通貨をドルだけに絞る選択肢はありえない。ドル一極集中体制への依存は、「絶対に安全だと思い込んだ資産に一点集中して行なう投資とよく似ている」。本書の著者は、複数の通貨を同時に組み入れる「バスケット通貨」制をいまこそ導入すべきだと記す。バスケット通貨を採用すれば、「日本の輸出産業は1ドル=50円といった水準になっても、他通貨の上昇によってそのドル安効果が相殺されて採算が取れる可能性もある。円高で株安というステレオタイプな反応も影を潜め、たとえドルが急落しても株式市場はそれほど反応しなくなるかもしれない」。経済人の2011年必読書。
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