アメリカが畏怖した日本
発売日
2011年06月15日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-79667-3

アメリカが畏怖した日本
真実の日米関係史

著者 渡部昇一著 《上智大学名誉教授》
主な著作 人を動かす力』(PHP研究所)
税込価格 770円(本体価格700円)
内容 黒船来航から第二次世界大戦まで、日本の歴史は日米衝突の歴史であった。日本を怖れるアメリカとの関係を通して近代史を読み直す。



 中世の欠如した国アメリカ――黒船来航以来、日本に大きな影響を及ぼしたアメリカは、日本海海戦において連合艦隊が圧倒的な勝利を収めたとき、日本を恐れた。サラミスの戦いやレパントの海戦、スペイン無敵艦隊の敗北など、世界の覇権がうつる天下分け目の大海戦と、日本海海戦とが重なってみえたからだ。その後アメリカは、排日移民法、ワシントン軍縮会議、そしてハルノートの提示にいたり、日本は戦争回避の道を閉ざされてしまう。この歴史から何を学ぶべきか。対米戦争に勝つチャンスはあったのか。武士道の日本と騎士道なきアメリカという視点から、近代日米関係史を読み直す。