読んで深まる、書いて堪能する「般若理趣経」
発売日
2011年09月14日
判 型
B5判並製
ISBN
978-4-569-79862-2

読んで深まる、書いて堪能する「般若理趣経」

著者 正木晃著 《慶應義塾大学非常勤講師》
主な著作 『マンダラ塗り絵』(春秋社)
税込価格 1,650円(本体価格1,500円)
内容 空海が持ち帰った「般若理趣経」。男女の性の喜びを大胆に肯定したその教えは、真言密教の根本となっている。書き込んで堪能しよう。



 性の快楽をも、仏菩薩の清らかな境地として認める真言宗の経典「理趣経」。

 それは人間にとってもっとも根源的な行為を全面的に肯定することで、人間存在そのものを、まるごと肯定しようとこころみた人間讃歌の聖典です。

 空海が秘匿し、最澄と仲違いした原因となった理趣経は、真言宗寺院で、毎日、朝に夕にかならず読誦される大切な大切な聖典でもあります。

 本書は、密教の奥義となる理趣経の神髄を、できるかぎりわかりやすく、しかも現代の学問研究の成果をふまえて、正確に、しかも大胆にわかりやすく訳した決定版です。

 巻末に功徳を約束する写経付き。