法然と親鸞
発売日
2011年09月16日
判 型
B6判変型上製
ISBN
978-4-569-79927-8

法然と親鸞
仏教二大改革者の生涯と思想

著者 武田鏡村著 《日本歴史宗教研究所所長、親鸞研究の第一人者》
主な著作 『決定版 親鸞』(東洋経済新報社)
税込価格 1,430円(本体価格1,300円)
内容 法然が切り拓いた念仏信仰、それをさらに一般的にした親鸞の念仏信仰。これまで語られることがなかったその相互の関係にせまる。



 仏教の二大改革者である、浄土宗の開祖・法然と浄土真宗の宗祖・親鸞、それぞれが辿った道とは? ふたりの思想と関係を描く。

 第1章 法然の誕生――13歳で比叡山延暦寺にのぼる/比叡山の修行で法然が求めたもの/阿弥陀如来の「本願」に包まれる…

 第2章 民衆に開かれた念仏信仰――乱世・末法の世で法然は説きつづける/『選択本願念仏集』に書かれたこと…

 第3章 法然の弟子になった親鸞――聖徳太子信仰から法然の本願へ/法然の専修念仏に救いを求めた人々…

 第4章 念仏弾圧に晒される法然――興福寺から射られた第二の弾劾の矢/急転直下、法然と門弟に処罰がくだされる…

 第5章 流罪になった法然と親鸞――弾圧の真因は巷間に伝わる「醜聞」ではない/弾圧にもめげず平然と教えを説いていた法然…

 第6章 関東で布教活動をする親鸞――善光寺・聖徳太子信仰と親鸞の念仏信仰/親鸞が解放した「悪人正因」の教え…