昭和史の秘話を追う
発売日
2012年03月09日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-80308-1

昭和史の秘話を追う

著者 秦郁彦著 《現代史家、元日本大学法学部教授、法学博士》
主な著作 『昭和史の謎を追う』(文春文庫)
税込価格 1,980円(本体価格1,800円)
内容 当代一流の現代史家が、研究の途上に興味を持ち、長年追い続けて結論を得た、珠玉の昭和史秘話10編を収録した読み応えある一冊。



 現代史家の心にとまった歴史の謎。誰も確かめようとしなかった、ふと見過ごしがちな事柄には、どんな事実や経過が隠れているのか。本書は、著者が、そのような10篇の秘話を20年、30年、調べ続けてまとめた、貴重な記録である。◎玉砕の島ペリリューで、米兵86人を機関銃でなぎ倒したといわれる美人芸妓は実在したのか、◎司馬遼太郎の有名な「轢き殺してゆけ」伝説の真偽と争点、◎毛沢東暗殺を企てたとして処刑された日本人の実像、◎作家・堀辰雄の代表作「風立ちぬ」のヒロインとその周辺の人間模様……など、興味深い話題が、肩のこらない文体で説き明かされてゆく。