次に来る自然災害
発売日
2012年04月13日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-80483-5

地球科学入門I
次に来る自然災害
地震・噴火・異常気象

著者 鎌田浩毅著 《京都大学大学院教授》
主な著作 『一生モノの勉強法』(東洋経済新報社)
税込価格 792円(本体価格720円)
内容 「3・11」は「巨大災害の世紀」の始まりにすぎない――いつ来てもおかしくない地震や火山噴火、異常気象に関する最新情報を解説。



 東日本大震災はいまだ終わっていない。むしろ「巨大災害の世紀」が幕を開けたのだ。

 太平洋沖で起きるM8クラスの「余震」、首都圏直撃の恐れもある「直下型地震」、富士山も含めた「活火山の噴火」、300年に1度の三連動地震による「西日本大震災」――地球科学の観点から、これら4つはいつ起こっても不思議ではない。

 「天災は忘れたころにやってくる」は珠玉の名言。しかし現実には、次の大地震は忘れる前にやってきてしまう。「自分だけは大丈夫」に根拠はない。

 自分の身は自分で守るしかない時代に、これだけは知らないと危うい自然災害の基礎知識と最新情報を京大人気教授がわかりやすく解説。地震と津波、火山噴火はもとより、エルニーニョ現象やゲリラ豪雨など、「異常気象」と呼ばれる現象のメカニズムと個人がとるべき対策も網羅した。

 安全を約束された場所は、この国にはない。「知識は力なり」。私たちができることは何かを知っておこう。