書籍
- 発売日
- 2013年09月11日
- 判 型
- 四六判上製
- ISBN
- 978-4-569-80888-8
「機会不均等」論
人は格差を背負って生まれてくる?
著者 | 橘木俊詔著 《同志社大学教授》 |
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主な著作 | 『無縁社会の正体』(PHP研究所) |
税込価格 | 1,540円(本体価格1,400円) |
内容 | 貧困率や生活保護受給者数が過去最高となった日本社会の病巣は何か? 私たちが豊かになる機会を奪われないための方策を説く。 |
ベストセラー『格差社会』の著者が、貧富の格差に象徴される「結果の格差」ではなく、その差を生むことになるかもしれない「機会の格差」に焦点を合わせて、思想的・経済学的な理論背景を論ずる。すでに格差社会に突入した日本において、機会の不平等は社会のさまざまな分野において見られる。男性と女性の違い、世代間の違い、家族構成(結婚、子育て)、生まれ育つ地域……。問題なのは、これらの機会平等を追求すれば、費用が多額になって経済効率を疎外することがあり、必ずしも機会不平等が批判の対象とはならないことである。社会の公正不公正に関しては、心理学や倫理学の助けを借りてしっかり議論する必要がある。
第一章「機会不均等と公正さ」、第二章「男女の機会不均等」、第三章「教育の機会不均等」、第四章「家族を持てない機会不均等」、第五章「世代間の機会不均等」、第六章「地域間の機会不均等」、第七章「その他の機会不均等」
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