定年後の経済学
発売日
2018年12月20日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-84023-9

定年後の経済学

著者 橘木俊詔著 《京都大学名誉教授、京都女子大学教授》
主な著作 『格差社会』(岩波新書)
税込価格 1,540円(本体価格1,400円)
内容 定年後を金銭的にも精神的にも豊かに過ごすために必要なお金はいくらか。定年後に表れる格差や家族関係などを経済学的に解き明かす。



 貯金もあり、家もある高齢者がいる一方で、3割の高齢者が家も貯金もゼロであるという。人生後半こそ、格差は広がるのだ。残酷だが、それが事実である。ゆとりある老後に必要なお金は、2600万円とも5000万円ともいわれる。その根拠はどこにあり、実際必要なお金はいくらなのか。

 また、日本で多い60歳定年というのは、海外では年齢による差別と受け取られていて、定年そのものがない国も多い。なぜ、いまだに日本では60歳定年制が存在するのか。そして今後はどうなるのか。

 「年金」「資産運用」「遺産」といったお金のことから、「家族との関係」「介護」「知的余生の楽しみ方」まで経済学的に分析する。